ミレーのロゴは「落ち穂拾い」
ミレーのお野菜は入っている白いダンボールには、画家ミレーの作品の中で最も有名な「落ち穂拾い」の絵が印刷されています。
ここで、ミレーの「落ち穂拾い」の解説を。
この絵には3人の女性が描かれています。奥の2人の女性は深く腰を曲げて落ち穂を拾っており、手前の1人の女性は、手で落ち穂を持って、少し腰を曲げて立っています。
この絵の背景になっているのは、フォンテーヌブロー(フランスにパリ郊外の都市)の森のはずれにある農場です。そこで3人の農家の女性が、刈り入れ後の畑に残った麦の穂を拾い集めている場面なのです。
ミレーはこういった、農民の絵を幾つか描いています。貧しく過酷な労働を強いられている農家たち。しかし、自然と共に働く農家の働きはとても高貴であり美しい。そんなミレーの感動が残されているように思われます。
農家の仕事は尊く奥が深いのです。最も偉大な芸術品である大自然と共に生きているのですから。大地の中で育まれていく作物たち。私たち人間はその作物なしでは生きていけません。それらを作っている農家の方たちの仕事を忘れないようにしたいものです。